アシスト(モーター)について

アシストはどういった仕組みではたらくのか?

アシストは、ペダルを踏み込む力を検出すると、踏み込む力や自転車のスピードに応じて人がペダルを漕ぐ力をモーターで補助する仕組みです。

モーターはペダルを漕ぐ力を検知して働き出しますので、一人で勝手に走りだすこともありませんが、ペダルに足を乗せた状態でスイッチを入れると思わずアシストが働き驚かれることがありますので、スイッチはペダルから足を外して入れるようにしてください。

アシスト力の強弱は、自転車に組み込まれたセンサーからの情報によってコントロールされています。
センサーは「ペダルを踏み込む力を測る」もの、「走行スピードを測る」もの、そして「クランクの回転スピードを測る」ものがあり、これらの情報をコンピューターで制御し走行状態に応じたアシスト力を決定しています。
自転車によっては、センサーが1つのタイプ、2つのタイプ、3つのタイプがありますが、 センサーが多いタイプの自転車ほど違和感のないスムーズなアシスト力を実現できています。

アシスト力の強さは、走行スピードが10㎞/hまでは人の力の2倍まで、24㎞/hでアシスト力はゼロになるように法律で定められています。

一部の自転車には、法律違反のものやスムーズなアシストを行わないものも流通していますのでご注意いただきますようお願いいたします。

アシストモードはどのモードで走るのが一番良いか?

モードの切替は、止まっている時でも走行中でもいつでも自由です。
路面状態や身体の状態などに応じて、その都度選択してもらうのが一番です。
(メーカーによってモード呼称は様々ですが、弱・中・強の3段階か2段階です)

急な坂道や重い荷物を積んでいる時には「強モード」へ、少し疲れ気味で背中を押してもらいたい時は「強モード」へ、とても暑くて汗をかきそうなときは「強モード」へ。
「強モード」は常にパワフルなアシストを発揮します。アシスト力は、踏力1に対して最大で1.8くらいアシストするイメージになります。

「標準モード」は、パワーとバッテリーの消費(走行距離)を両立する標準的なモードです。
アシスト力は、踏力1に対して最大で1.2くらいアシストするイメージになります。

「エコモード」は、アシスト力を抑えることで1回の充電で長距離の走行が可能なモードです。
平坦な場所や長距離を利用したい時、少し負荷を掛けたい時などに選択してください。
アシスト力は、踏力1に対して最大で0.6くらいアシストするイメージになります。

発進時に急に走り出したり、スピードが出すぎることが心配?

アシスト力は、ペダルを踏み込む力(踏力)や速度などに応じてアシストします。
ペダルを踏んでもいないのに勝手に進んだりすることはありません。自転車に慣れるまでの発進は、アシスト力が弱いエコモードを選択し、バランスが取れるレベルでゆっくりと 踏み込んでください。強く踏めば強くアシスト、弱く踏めば弱くアシストします。
(発進時の変速ギアは1速または2速を選んでください)

またアシスト力は、スピードが10km/hを超えると徐々に弱まり24km/hに達するとゼロになりますので、アシスト力によって 24km/h以上で加速したりすることもありません。

一部の自転車には、安全上問題のあるものも流通していますので、ご注意いただきますようお願いいたします。

初めて電動アシスト自転車を乗る際に覚えておきたい5つのこと

1.電源スイッチを入れなければ、アシスト(モーター)が働きだすことはありません。
スイッチを入れなければ、アシストが無い一般の自転車と同じです。

2.アシスト(モーター)は、自転車のペダルに力をかけることで初めて働きだします。
つまり、ペダルをこがないのに勝手に走り出すようなことはありません。
慣れるまで電源スイッチを入れるときは、足はペダルから外しておきましょう。

3.アシストの強さは、ペダルをこぐ力の大小によって変わってきます。
力強く踏み込めば強くアシスト、ゆっくり踏めば優しくアシストします。
慣れるまでの発進はゆっくりと踏み出すようにいたしましょう。

4.発進は慣れるまで変速ギアは1速または2速を使うようにいたしましょう。
1速はペダル1回転で進む距離が短くなります。また小さな力でもペダルをこげます。
5.上半身の力とハンドルを握る腕の力を抜きましょう。腕に力が入ってしまうとバランスがとれず上手く運転することできません。
アシストの強さを身体が覚えるまでは、広い安全な場所で充分練習してから一般道に出るようにいたしましょう。

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